大腸ポリープ

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大腸ポリープについて

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは

大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる隆起性の病変で、放置すると大腸がんに進行する可能性があります。ポリープは大きく分けて「腫瘍性」と「非腫瘍性」の2種類に分類されます。

腫瘍性ポリープ

大腸がんに進行するリスクが高い「腺腫」が含まれます。

非腫瘍性ポリープ

良性の病変ですが、サイズが大きくなるとがん化する場合があります。いずれの場合も、早期発見・早期切除が重要です。

ポリープの原因

ポリープの主な原因は遺伝子異常と考えられていますが、詳細はまだ解明されていません。ポリープが小さい段階では無症状のことが多く、悪化(がん化や炎症)して初めて発見されるケースが一般的です。

ポリープの症状

  • 出血や血便
  • 腹痛や下痢
  • お腹の張り
  • 便が出にくくなる

ポリープが大きくなると腸閉塞を引き起こすことがあり、まれに肛門から突出するケースもあります。これらの症状がある場合、大腸がんへの進行の可能性も考えられるため、早急な受診が必要です。

大腸ポリープ切除の種類

ポリペクトミー

内視鏡の先端から「スネア」と呼ばれる輪状のワイヤーを出し、ポリープを締め付けて高周波電流で焼き切る方法です。

コールドポリペクトミー

高周波電流を使わず、スネアで締め付けるだけでポリープを切除する方法です。出血や術後の合併症のリスクが低く、安全性が高い治療法です。

内視鏡的粘膜切除(EMR)

ポリープの根元に液体を注入し隆起させた後、スネアで締め付けて切除する方法です。腫瘍性ポリープの切除に適しています。

連携医療機関

当クリニックでは、大きなポリープの切除や入院が必要な場合に備え、以下の医療機関と連携しています。

  • 広島大学病院
  • 県立広島病院
  • 広島市民病院
  • 広島記念病院

患者様の安全を最優先に、適切な治療を受けられるようサポートします。

日帰り大腸ポリープ切除手術について

日帰りでのポリープ切除

当クリニックでは、2センチ未満の比較的小さなポリープに限り、日帰りで切除手術を行っています。処置は安全性が高く、終了後30分ほど休憩してから帰宅いただけます。

大きなポリープの取り扱い

2センチ以上のポリープは、出血や合併症のリスクが高いため、入院設備のある専門病院をご紹介しています。安全で適切な治療を受けていただけるよう対応します。

大腸ポリープを切除した際の注意点

出血がある場合

便に少量の血液が混じるのは一般的ですが、大量出血や強い痛みがある場合は、速やかに当院へご連絡ください。

食事について

切除後は繊維質の多い食事(野菜、果物、海藻など)を控え、消化の良いものを摂るよう心がけてください。

飲酒について

切除後数日間はアルコールを控えてください。飲酒は血行を促進し、出血リスクを高める可能性があります。

入浴について

手術当日はシャワーのみにとどめ、翌日以降は通常の入浴が可能です。

運動について

激しい運動や腹圧がかかる運動は、1週間程度控えてください。

旅行や出張について

切除後1週間以内は、体調の急変に対応が難しいため、旅行や出張は控えてください。検査日は予定のない時期に設定するようご協力ください。

大腸ポリープ切除の重要性

ポリープの多くは良性ですが、放置するとがん化するリスクがあります。特に「腺腫性ポリープ」はがんに進行する可能性が高いため、早期発見と切除が大腸がん予防には欠かせません。

クリニック情報

クリニック名 広島大腸肛門クリニック
住所 〒733-0823 広島県広島市西区庚午南1-35-21
診療時間 日祝
9:00-12:00 ×
14:00-18:00 × × ×

休診日:木曜午後・土曜午後・日曜祝日
●:月曜日と金曜日の午前中は手術です。
平日の午前中は、内視鏡の検査などで混み合っておりますので、
初診の方は、可能であれば平日午後にお越しください。

CONTACT

お問い合わせ

広島大腸肛門クリニックへお気軽にお問い合わせください。