大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる隆起性の病変で、放置すると大腸がんに進行する可能性があります。ポリープは大きく分けて「腫瘍性」と「非腫瘍性」の2種類に分類されます。
大腸がんに進行するリスクが高い「腺腫」が含まれます。
良性の病変ですが、サイズが大きくなるとがん化する場合があります。いずれの場合も、早期発見・早期切除が重要です。
ポリープの主な原因は遺伝子異常と考えられていますが、詳細はまだ解明されていません。ポリープが小さい段階では無症状のことが多く、悪化(がん化や炎症)して初めて発見されるケースが一般的です。
ポリープが大きくなると腸閉塞を引き起こすことがあり、まれに肛門から突出するケースもあります。これらの症状がある場合、大腸がんへの進行の可能性も考えられるため、早急な受診が必要です。
内視鏡の先端から「スネア」と呼ばれる輪状のワイヤーを出し、ポリープを締め付けて高周波電流で焼き切る方法です。
高周波電流を使わず、スネアで締め付けるだけでポリープを切除する方法です。出血や術後の合併症のリスクが低く、安全性が高い治療法です。
ポリープの根元に液体を注入し隆起させた後、スネアで締め付けて切除する方法です。腫瘍性ポリープの切除に適しています。
当クリニックでは、大きなポリープの切除や入院が必要な場合に備え、以下の医療機関と連携しています。
患者様の安全を最優先に、適切な治療を受けられるようサポートします。
当クリニックでは、2センチ未満の比較的小さなポリープに限り、日帰りで切除手術を行っています。処置は安全性が高く、終了後30分ほど休憩してから帰宅いただけます。
2センチ以上のポリープは、出血や合併症のリスクが高いため、入院設備のある専門病院をご紹介しています。安全で適切な治療を受けていただけるよう対応します。
便に少量の血液が混じるのは一般的ですが、大量出血や強い痛みがある場合は、速やかに当院へご連絡ください。
切除後は繊維質の多い食事(野菜、果物、海藻など)を控え、消化の良いものを摂るよう心がけてください。
切除後数日間はアルコールを控えてください。飲酒は血行を促進し、出血リスクを高める可能性があります。
手術当日はシャワーのみにとどめ、翌日以降は通常の入浴が可能です。
激しい運動や腹圧がかかる運動は、1週間程度控えてください。
切除後1週間以内は、体調の急変に対応が難しいため、旅行や出張は控えてください。検査日は予定のない時期に設定するようご協力ください。
ポリープの多くは良性ですが、放置するとがん化するリスクがあります。特に「腺腫性ポリープ」はがんに進行する可能性が高いため、早期発見と切除が大腸がん予防には欠かせません。
クリニック名 | 広島大腸肛門クリニック |
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住所 | 〒733-0823 広島県広島市西区庚午南1-35-21 |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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9:00-12:00 | ● | 〇 | 〇 | 〇 | ● | 〇 | × |
14:00-18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × |
休診日:木曜午後・土曜午後・日曜祝日
●:月曜日と金曜日の午前中は手術です。
平日の午前中は、内視鏡の検査などで混み合っておりますので、
初診の方は、可能であれば平日午後にお越しください。
広島大腸肛門クリニックへお気軽にお問い合わせください。