大腸内視鏡検査

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大腸カメラで発見できる病気

大腸カメラ検査では、以下のような病気を発見することができます。

大腸がん

大腸の粘膜細胞から発生する悪性腫瘍で、初期段階では自覚症状がほとんどありません。進行すると血便や便秘、下痢など、排便習慣に変化が見られることがあります。

大腸ポリープ

多くは良性ですが、時間の経過とともにがん化するリスクがあります。特に「腺腫性ポリープ」はがん化しやすいため、早期発見・除去が推奨されます。

潰瘍性大腸炎

大腸の内壁に慢性的な炎症や潰瘍が生じる疾患で、大腸のどの部分にも発生する可能性があります。

クローン病

小腸から大腸に至る消化管全体に慢性的な炎症を引き起こす病気です。

大腸憩室症

大腸壁に袋状の突出部(憩室)ができる病気です。憩室自体は無害ですが、炎症や出血を伴う憩室炎を引き起こすことがあります。

感染性腸炎

細菌、ウイルス、寄生虫などの感染が原因で腸に炎症が生じる疾患です。

虚血性腸炎

大腸への血流が減少して起こる炎症で、主に急激な腹痛や血便、下痢を伴います。

過敏性腸症候群

腸の機能障害により腹痛や便通異常が引き起こされる疾患です。

大腸脂肪腫

大腸壁にできる良性の脂肪腫瘍で、多くの場合無症状ですが、大きくなると腸閉塞や出血を引き起こすことがあります。

大腸メラノーシス

大腸の内壁にメラニン類似の色素が沈着する疾患です。

当院の大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の特徴

拡大内視鏡と画像強調機能を活用した精度の高い検査

当院では高性能な拡大内視鏡を使用し、通常では見逃されがちな小さなポリープや病変も鮮明に確認できます。さらに、画像強調機能を活用することで、粘膜の色調や血管構造を詳細に観察し、早期がんや病変の発見に役立てています。これにより、診断精度を高め、必要な治療を早期に行うことが可能です。

患者様に合わせた下剤の選択肢

検査準備の際に使用する腸管洗浄剤(下剤)は、患者様の体調や年齢、排便状況に応じて3種類から選択できます。たとえば、味や飲みやすさを考慮したタイプや、少量の水で済むタイプなど、患者様の負担を軽減する選択肢を揃えています。事前にしっかりご説明を行い、患者様が安心して準備に臨めるようサポートいたします。

苦痛を軽減する工夫

検査中の痛みや不快感を抑えるために、患者様の体勢をこまめに調整し、必要に応じて鎮静剤や鎮痛剤を使用しています。また、腸を膨らませる際には、通常の空気ではなく二酸化炭素を使用します。二酸化炭素は腸からの吸収が速く、検査後の腹部の張りや不快感を軽減します。

トイレ付き完全個室の利用

下剤を服用する際には、人目を気にせずリラックスして過ごせるトイレ付きの完全個室をご利用いただけます。この個室は、プライバシーを重視しており、検査準備に集中して取り組める環境を整えています。特に、初めて検査を受ける方や準備に不安を感じている方にご好評いただいています。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の流れ

1
検査当日

常用薬は予約時の指示に従い、服用または中止してください。検査3~4時間前から下剤を服用し、便が透明になるまで腸をきれいにします。当院ではトイレ付き個室を完備しており、安心して準備を進めていただけます。

2
検査

点滴をしながら希望の方には鎮痛剤・鎮静剤を使用し、痛みや不安を軽減します。検査は血圧、脈拍、酸素濃度をモニタリングし、安全に配慮して進めます。

3
検査後

検査後は個室で休憩し、その後、医師から結果の説明があります。鎮静剤を使用した場合は車や自転車の運転を控えてください。

大腸カメラ検査の注意事項

既往歴や以前の検査結果

過去に腸の病気を患ったことがある方、または以前に大腸カメラ検査を受けた方は、その際の検査結果をお知らせください。

アレルギーや飲んでいる薬について教えてください

服用中のお薬やアレルギーがある方は、事前に医師へお伝えください。お薬手帳をお持ちの場合は、必ずご持参ください。

検査前日

体調を整え、十分な睡眠をとるよう心がけてください。

鎮静剤使用後の注意

鎮静剤を使用した場合は、検査後に車の運転や機械操作を控えてください。付き添いの方がいると安心です。

生検後の注意

生検を行った場合は、出血予防のため当日の飲酒や激しい運動を避けてください。

検査後の食事

消化に良い食事を心がけてください。

便潜血検査に引っかかった方へ

便潜血反応が陽性の場合、大腸カメラでの精密検査が必要です。痔の可能性もありますが、大腸ポリープやがんを早期に発見できる重要な機会となります。

日帰りポリープ切除

検査中に2cm以下のポリープが見つかった場合、その場で痛みなく切除することが可能です。早期に除去することでがん化のリスクを回避できます。

40歳を過ぎたら検査をおすすめします

40歳を過ぎると大腸がんのリスクが高まります。良性ポリープはがん化するまでに5~10年かかりますが、早期発見と切除により予防が可能です。まだ大腸カメラ検査を受けたことがない方は、ぜひ一度検討してみてください。

クリニック情報

クリニック名 広島大腸肛門クリニック
住所 〒733-0823 広島県広島市西区庚午南1-35-21
診療時間 日祝
9:00-12:00 ×
14:00-18:00 × × ×

休診日:木曜午後・土曜午後・日曜祝日
●:月曜日と金曜日の午前中は手術です。
平日の午前中は、内視鏡の検査などで混み合っておりますので、
初診の方は、可能であれば平日午後にお越しください。

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